ガーデンファニチャーは出しっぱなしでも大丈夫?

ガーデンファニチャーについて

ガーデンファーニチャーとは、室内ではなく、庭やバルコニーなどの屋外に置くための家具を指します。いろいろな種類がありますが、ほとんどはイスとテーブルで、室内にいるような感じで外でもゆったりとするために置かれます。ガーデンファーニチャーは、その環境の違いから、室内に置かれる家具とは異なる特徴を持っています。

雨風や日光にさらされる場所ですので、耐久性があって、風化しづらい素材を使っています。構造自体もしっかりとしていて、長持ちすることを重視した作りとなっています。

もう一つの特徴は、室内の家具よりも重く作られているものが多いということです。外に置くため、風で飛ばされたり動いたりしたら、大きなトラブルに発展してしまいかねません。それを防ぐために、重量があり、しっかりと固定できるように工夫されているのです。

よく使われる素材の種類

ガーデンファニチャーでは、見た目と機能性に加え、耐久性が重要です。

木製の場合は水に強い木材が選ばれており、表面に防腐剤や木材保護塗料を塗っているものが多いです。木製家具は温かみがありますので、落ち着いた雰囲気を出すのに優れています。

また、プラスチック製もよく見られます。プラスチックだと軽くできるため、簡単に室内に取り込んで片付けられるというメリットがあります。

ガーデンファニチャーでは、金属製も多く見られます。雨風に強い素材ですし、重みもあるので、環境に合った素材と言えるでしょう。アルミやスチールを使い、その上から、ブラックやブラウンなどの色で塗装されているものが多いです。

人工ラタンという素材も、ガーデンファニチャーでは多用されます。織りが入ったようなデザインとなり、落ち着いた雰囲気を作るのに適しています。天然ラタンだと、どうしても日光や雨風の影響で劣化が早いのですが、人工素材だとその心配もなく、長く使えるのがメリットです。

長持ちさせるための「お手入れ」

耐久性のある素材を使っていても、お手入れをしっかりとしなければ、傷みが早くなります。

水と汚れを放置すると劣化が進みやすいので、定期的にから拭きしましょう。汚れがひどい時には、水を含ませるか、中性洗剤を付けて、拭き取ることができます。

金属製の場合は傷が付くと、そこから水が侵入して、錆を起こしやすくなります。塗装をすること、錆が見られたらすぐに錆を取り除くことが、長持ちさせる秘訣です。座面などは水が溜まりやすく、そこから錆が発生しやすくなります。こまめに水を拭き取って、劣化の原因を少しでも減らすことが大事です。

木製のガーデンファニチャーは、塗装面が経年劣化でもろくなったり、はげたりしていきます。その場合は、傷んでいる部分や塗装面を紙やすりで研磨して、取り除きます。その上で、木材保護機能を持つ塗料を使って全面塗装します。腐食が見られたら、すぐに対処することが重要です。